サムルアーズ　スクエアーマウスクリール

メーカー説明

※ワッペンは別売で※

オリジナルのクリールを作りたいと初めて伝えたのは丁度２年前の事。

それ以前は海外の気化熱を謳っている？のであろう
ショルダータイプのクリールを使用していたのですが、

自分にとっては容量が大過ぎるのと肩掛けの煩わしさから、
自分に理想的なクリールは何か？を考え始めたのが始まりです。

そんなある釣行の際に、これはどうだろう？と
クリールの代わりに持って行ったのがサブロックのダンプバッグ。

日頃は琵琶湖のバスフィッシングにおいての陸釣りや
管理釣り場で重宝しているタックルバッグです。

使ってみれば腰に取付けている事からショルダーベルトの煩わしさが無く軽く、
釣りや写真撮影の時の邪魔にもならない。

思い出してみれば若い頃に和式魚籠を腰にぶら下げて釣り歩いていた事も思い出されるし、
今でも渓流釣りの魚籠と言えば腰に付けるのが主流なのでしょう。

そこで閃いたのが今回のスクエアーマウスクリール。

ウエストベルトに取付けて、軽くて丈夫で魚が入れやすいという基本性能をコンセプトの軸とし、
“いかにも魚籠”という見た目を払拭するデザインを考案。

意向を東邦産業の川島氏に伝えると直ぐさまサンプル制作に取り掛かってくれました。

そして、完成したプロト初号機がこちらとなります。

(これもシンプルでとても格好良かったのですが)

初号機から特徴的な構造の一つが魚が入れやすい四角い間口と
上蓋は開閉が容易なマグネット仕様。

従来の魚籠やクリールと明らかな違いと言えます。
片手でキープする生きた魚を持ちながら、
指1本で蓋を開けて魚が入れられるのがスクエアーマウスの魅力です。

当然ですが、アウトマテリアルはサブロックブランドの象徴でもある
ミルスペック生地が採用されており耐久性があり、
使用感が出てきても良い味になります。

あの現在人気のサブロックV-ONE VEST等と同じ縫製工場で製作されていますので、
信頼度も折紙付きです。

また、内張はPVC(ポリ塩化ビニル)なので魚も傷みにくく、
使用後の洗浄も簡単です。尚、内張には縫い目はありますので防水機能は御座いません。

そして重要なのはその見た目。
初号機の段階でこちらが当初に想像していたよりも個性的デザインに仕上がりでした。

機能的にも殆ど手を加える必要が無いレベルに仕上がっておりましたが、
補助的な機能としてクリール後方に携帯した際にも指を掛けやすい様にパラｰコードを追加。
元々上蓋は指が掛かり易くありますが、
パラコードと分散させる事により接触箇所の劣化を軽減するにも役立つと考えています。

加えてやや愛想の無い見た目のアクセントにも！

もう一点見た目に変更を加えたのは上蓋正面のベルクロメス加工です。
機能的には全く必要ありませんが、
ユーザーさんがお気に入りワッペンを貼り付けて頂けます。
限られた中ではありますがユーザーさんの個性を表現頂く為の仕様となります。

その他2年間に渡って検証した結果、
ウエストベルトに取り付ける為のベルクロ位置は個数や位置に変更を加える等、
漸くこの形に至りました。

さて、このスクエアーマウスの活用法についてですが、
当初はトラウトアングラーのみをターゲットに考案しましたが、
勿論ライトソルトのメバルやガシラ、アジ釣り等にもご使用頂けるでしょう。
その他、まだ実戦投入していませんが、琵琶湖の公魚掬いなんかにも良さそうです。

フィッシングショーOSAKA2023で実物をご覧頂いた方々からは、
小さいタックルボックスや小物入れにも使えそうだとのご意見も頂きました。
そうなんです、渓流釣行の際などは飲み物と軽食を携帯するにも向いており、
食べきった帰りに魚を持って帰るという様な活用法も。

因みに容量ですが、マス系の場合で20センチ前半なら10尾程度はキープ可能です。

また、平均的な600mlのペットボトルなら横向きに倒して入れられます。

※尚、スクエアーマウスクリールは気化熱を利用した冷却機能は持ち合わせておりませんので、
内部の冷却が必要な際には保冷剤等をご利用下さい。

最後にスクエアーマウスの容量は意図的に少なくしております。
釣った魚をどれだけキープするかは人によって自由で様々ですが、
敢えて沢山キープ出来ない魚籠を使うのも有りではないでしょうか。
また、逞しく生き延びた尺クラスは思い出だけを持ち帰るのはどうでしょう。
そんな思いも少しばかりこの魚籠に詰め込んだつもりです。

SIZE : 200×270mm
WEIGHT : about 180g
COLOR : KHAKI
MATERIAL : CORDER NYLON 1000D(outside)/PVC(inside)

ワッペンは別売です